Ranorexのポイント
- WindowsのほかウェブやモバイルといったアプリケーションのUIテストを自動化
- Windowsでは.NETやJava、ウェブではHTML5やJavaScriptなどの主要技術に対応
- GUI要素の認識機能でプログラミング経験がなくてもテストを組み立てられる
Ranorexの製品解説
テクマトリックスの「Ranorex」は、Windowsアプリ、ウェブアプリ、モバイルアプリのユーザーインターフェース(UI)部分のテストを自動化するツールだ。さまざまなソフトウェア開発技術やフレームワーク、サードパーティー製コントロールに対応し、ユーザーの操作をキャプチャしたり、再生したりすることができる。
操作画面のボタンやアイコン、メニューバーといったグラフィックコントロール要素を認識する機能を搭載している。これにより、プログラミング経験がなくても、データやキーワードで駆動する複雑なテストを組み立てられる。
Windowsアプリに関しては、.NET、WPF、MFC、Win32、Visual Basic 6、Javaのほか、Dev Expressコンポーネントなどのサードパーティー製コントロールをサポートする。テストスクリプトは、C#またはVB.NETのコードで記述が可能なため、Windowsアプリ開発者であれば、テストケースの拡張も容易だ。また、テストは実行ファイル形式で保存でき、コマンドラインからバッチ実行できるため、継続的インテグレーション(CI)プロセスやビルドシステムに組み込んで自動実行させることも可能だ。
ウェブアプリについては、HTML5、JavaScript、Ajax、Flash、Flex、Silverlightなどの技術をサポート。1つのテストを、複数のブラウザやバージョンに適用できるため、さまざまな環境で動作するウェブアプリのクロスチェックを効率よく実施できる。
モバイルアプリについては、モバイル端末の実機操作をキャプチャできる。キャプチャしたテストを編集するときはマウス操作のみでコードを記述する必要がない。また、キャプチャしたモバイルアプリのボタンやテキストフィールドといったオブジェクトにタッチや検証といったアクションアイテムを設定できる。Android、iOS、Windows 8のモバイルアプリに対応する。
用途と機能 | WindowsやiOS/Android、ウェブのアプリケーションに対応するUIテスト自動化ツール |
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特徴 | さまざまなソフトウェア開発技術やフレームワーク、サードパーティー製コントロールに対応。操作画面のボタンやアイコン、メニューバーといったグラフィックコントロール要素を認識する機能を搭載し、プログラミングの経験がなくても、データやキーワードで駆動する複雑なテストを組み立てられる |
税別価格 | Ranorex Premiumノードロックライセンスが39万8000円、Ranorex Premiumフローティングライセンスが69万8000円、など |