IBMは先頃、会話音声認識で業界新記録を打ち立てたことを発表した。このことは、人工知能(AI)の未来にとって、大きな意味を持つかもしれない。
IBMチームのシステムは音声認識の単語誤認識率5.5%を達成し、前年の6.9%からさらに精度を高めた。このベンチマークは、困難な音声認識タスクで測定される。具体的には、自動車の購入といった日常的な話題に関する人間同士の会話の録音を機械に認識させる。IBMのプリンシパルリサーチサイエンティストであるGeorge Saon氏のブログ投稿によると、この録音データは「SWITCHBOARD」として知られており、20年以上前から音声認識システムのテストに使われているという。
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