情報処理推進機構

第1回:類似点が驚くほど多い「家づくり」と「要件定義」

「家づくり」と「要件定義」、一見全く関係なさそうに思えるが、実は多くの類似点がある。「家を建てる際の最初のプロセス」を例に、「要件定義」とは何かを解説しつつ、要件定義決定のプロセスを紹介していく。

はじめに

 いきなりですが、「要件定義」とは何でしょうか。2017年3月に情報処理推進機構 技術本部ソフトウェア高信頼化センター(IPA/SEC)が公開した「ユーザのための要件定義ガイド ~要求を明確にするための勘どころ~(要件定義ガイド)」によると、「要求とは、『~したい』と表現できる」とあります。

 これに対して「要件定義」とは、新たなシステムを開発する際に、まず何を実現したいのか(要求)を明確にし、それを実現するためにはどのような機能が必要か(要件)を具体的に定義することです。システムやソフトウェアを作る前に「これができたら嬉しいよね」という「希望=要求」をもとに「それにはこんな機能が必要だよね」という要件を明確にする作業が「要件定義」なんですね。

 こういう作業って身近にもありませんか? そうです、「家づくり」です。家一軒を建てるプロセスを想像してください。多くの人にとって「家」は大きな買い物です。ですから、なるべく多くの希望をかなえたい。「こんな設備が必要だよね」「こんな内装だったら嬉しいよね」という要件が湯水のごとく湧いてくるのは当然でしょう。

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