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「Google Cloud Platform」入門--機能の拡充を続けるグーグルのクラウドサービス群

「Google Cloud Platform」は、AWSやMicrosoft Azureと競合するグーグルのクラウドコンピューティングプラットフォームだ。その歴史、提供されているサービス、影響を受ける企業などについて解説する(2017年3月30日公開、2021年3月5日更新)。

 「Google Cloud Platform」(GCP)は、ウェブアプリケーションをGoogleのデータセンターでホストする「Google App Engine」フレームワークを前身として発展しているクラウドコンピューティングサービス群だ。2008年のGoogle App Engineの発表以来、市場有数のクラウドコンピューティングプラットフォームに成長したが、市場シェアに関してはまだ「Amazon Web Services」(AWS)と「Microsoft Azure」に後れを取っている。だが、Googleは今もクラウド競争で奮闘しており、GCPへの投資を続けて、他のパブリッククラウドプロバイダーに対する競争力と大手顧客にとっての魅力を高めようとしている。

 最高責任者職やITリーダー、運用管理者、開発者の方が、Googleのクラウドプロバイダーとしての役割について理解を深められるように、われわれは最も重要な詳細やリソースをこの入門記事にまとめた。

概要

  • どんなものなのか:Google Cloud Platformは、その名が示すとおり、インフラストラクチャー用のツールやサービスを提供するクラウドコンピューティングプラットフォームであり、ユーザーはそれを基盤としてアプリケーションやサービスを構築することができる。
  • なぜ重要なのか:Google Cloud Platformは、首位のAWS、2位のMicrosoft Azureに次いで、売上高が3番目に多いクラウドプロバイダーと考えられている。
  • 誰が影響を受けるのか:クラウドコンピューティングを必要とするあらゆる組織、特に同プラットフォームの当初のターゲットだった中堅中小企業(SMB)は、Google Cloud Platformで自社のニーズを満たせるかどうか検討するべきである。
  • いつ発表されたのか:Googleは2008年に最初のクラウドツール、Google App Engineを発表し、さまざまなツールやサービスを追加し続け、それらがGoogle Cloud Platformという総称で知られるようになった。
  • どうすれば利用を開始できるのか:このプラットフォームについて詳しく知りたい開発者やITリーダー向けに、Googleは利用を開始するためのドキュメントFAQページを提供している。

どんなものなのか

 ウェブアプリケーションへの関心の高まりを受けて、2008年4月にPaaSリソースとして公開されたGoogle App Engineは、開発者がGoogleのインフラストラクチャー上でアプリケーションを開発してホストできるものだった。2011年9月にプレビュー段階を脱し、2013年にGoogle Cloud Platformという名称が正式に採用された。

 Google App Engineの公開以来、Googleは同プラットフォームを補完するツールを大量に投入している。たとえばデータストレージレイヤーが追加されたほか、仮想マシンの使用をサポートするIaaSコンポーネント「Google Compute Engine」がリリースされた。IaaSプロバイダーとして成長したGoogleは、さらにロードバランサー、DNS、監視ツール、データ分析サービスなどの製品を追加し、GCPの機能をAWSやAzureと同等の水準に近づけ、クラウド市場での競争力を高めた。

 Google Cloud Platformの製品群は以下のカテゴリーを網羅している。

  1. AI機械学習AIビルディングブロック、「AutoML」「Cloud TPU」「Media Translation」(ベータ版)、「Dialogflow Enterprise Edition」「Cloud Natural Language」「Speech-to-Text」「Text-to-Speech」「Translation」「Vision AI」「Video AI」「Cloud Inference API」(アルファ版)など
  2. API管理:「API Analytics」「API Monetization」「Cloud Endpoints」「Developer Portal」「Cloud Healthcare API」など
  3. コンピューティング:Compute Engine、「Shielded VM」「Bare Metal」「Cloud Run」、App Engine、「Cloud Functions」「Cloud GPU」など
  4. コンテナー:「Artifact Registry」「Cloud Build」「Container Registry」「Container Security」「Google Kubernetes Engine」など
  5. データ分析:「BigQuery」「Dataflow」「Dataproc」「Dataflow」「Dataprep」「Cloud Composer」など
  6. データベース:「Cloud SQL」「Cloud Bigtable」「Cloud Spanner」「Firestore」「Memorystore」など
  7. デベロッパーツール:「Cloud SDK」「Container Registry」「Cloud Build」「Cloud Source Repositories」「Cloud Tasks」「Cloud Tools for PowerShell」「Cloud Tools for Eclipse」など
  8. 医療とライフサイエンス:「Apigee Healthcare APIx」「Cloud Healthcare API」「Cloud Life Sciences」(ベータ版)、「Healthcare Natural Language AI」
  9. モノのインターネット(IoT):「IoT Core」「Edge TPU」
  10. ハイブリッドとマルチクラウド:「Anthos」「Apigee API管理」「Cloud Build」「Looker」「Migrate for Anthos」
  11. 管理ツール:「Anthos Service Mesh」「Cloud API」「Cloud Console」「Cloud Deployment Manager」「Cloud Mobile App」「Cloud Shell」など
  12. メディア:「Game Servers」「OpenCue」「Transcoder API」(ベータ版)
  13. 移行:「Cloud Data Transfer」「Transfer Appliance」「BigQuery Data Transfer Service」「アプリケーションの移行」「Storage Transfer Service」など

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