PaaS

「AWS Lambda」入門--アマゾンのサーバーレスコンピューティングサービス

「AWS Lambda」は、アマゾンのサーバーレスコンピューティングサービスだ。同サービスの利点、他のクラウドサービスとの違い、利用料金などについて解説する(2017年3月22日公開、2021年1月11日更新)。

 クラウドコンピューティングの初期の売り文句は、前もって物理ハードウェアをプロビジョニングしたり、それに付随する設置やハードウェアメンテナンス、最終的な廃棄などのライフサイクルタスクに対処したりすることなく、組織のニーズや成長に応じてコンピューティング能力を拡大および縮小できることだった。「サーバーレス」コンピューティングサービスは、コンピューティングリソースを提供する「アズ・ア・サービス」モデルにおける論理的な次の一歩であり、その中で最も抜きん出ているのが「AWS Lambda」だ。

 今回の米TechRepublic入門記事では、サーバーレスコンピューティングフレームワークAWS Lambdaの概要を説明する。

AWS Lambdaとは何か

 AWS LambdaはAWSカタログを構成するサービスの1つで、サーバーレスコンピューティングを提供する。AWS Lambdaを利用すれば、任意のコードをオンデマンドで実行することが「完全な」サーバー、もしくは、「Amazon EC2」のようなコンピューティングインスタンスをプロビジョニングおよび管理する必要性なしに可能となる。AWS Lambdaタスクは通常、数ミリ秒以内に実行される。AWS Lambdaでは、1回の実行につき処理時間が300秒までに制限されており、課金対象の実行時間は1ミリ秒単位で切り上げられる。

 ほかのあらゆるクラウドコンピューティングサービスと同様、実際に使用したコンピューティングリソースの量だけが課金対象になる。何もタスクを実行していなければ、料金は発生しない。

使用するとどんな利点があるのか

 アプリケーションのワークフローにAWS Lambdaをスマートに展開できれば、タスクがLambda関数にオフロードされるため、組織内の既存インフラストラクチャーのパフォーマンス向上が可能だ。AWS Lambda関数はアプリケーションによる呼び出しに応じてオンデマンドで実行され、可変性の高い自己管理ワークロードを実現でき、その効果は、クラウドでホストされる仮想マシン(VM)のライフサイクル管理ルールがパフォーマンスという点で達成できる範囲を上回る。サーバーレス関数を利用するアプリケーションを設計することで、EC2の可変ワークロードをLambdaにオフロードできるユースケースにおいて、クラウド展開のコストを削減し、使用率の低い高性能インスタンスを減らすことができる。

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