IDCは、世界ウェアラブルデバイス市場に関する調査結果を発表した。それによると、2016年第4四半期の出荷台数は過去最高の3390万台で、前年同期の2900万台に比べ16.9%増。また、2016年通期の出荷台数は1億240万台で、前年同期の8190万台から25.0%増えた。
ウェアラブル市場の分野は、スマートウォッチに代表される各種アプリが動かせる多機能なスマートウェアラブルと、サードパーティー製アプリ非対応の特定用途ウェアラブルデバイス(ベーシックウェアラブル)に大きく分けられる。前者については、スマートウォッチ導入者の3割が使用を止めるほか、スマートウォッチの出荷台数が2016年第2四半期に減るなど、その利便性や必要性が疑問視されていた。これに対し2016年の第4四半期および通期は出荷台数が増えており、IDCは「ウェアラブル市場は健在で、方向性が変わっただけ」としている。
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