IDC Japan

アップルが首位キープ--国内スマートフォン出荷台数

SIMフリー端末はMVNOキャリアの多くが推奨しているものの思うような結果にはなっていないようだ。

 IDC Japanは2月21日、2016年国内携帯電話・スマートフォン市場の実績値を発表した。

 これによると、2016年のスマートフォン出荷台数は2923万台で前年比6.3%増となった。また、2016年第4四半期のスマートフォン出荷台数は938万台で前年比10.2%増。

 一方、スマートフォンと従来型携帯電話を合計した2016年通年の国内携帯電話出荷台数は、前年比5.3%減の3260万台となった。これは、従来型携帯電話の落ち込みをローエンドモデルのスマートフォンで補完できなかったことが要因。2016年第4四半期はAppleが500万台を超える出荷を行い、Androidスマートフォンの冬モデルが堅調な伸びを示したが、従来型携帯電話の出荷減少が急速に進んだことで、前年同期比6.8%減の975万台となった。

ベンダー別シェア
2016年 国内スマートフォン出荷台数 ベンダー別シェア
ベンダー別シェア
2016年 国内携帯電話出荷台数 ベンダー別シェア

 ベンダー別では、2016年もアップルが国内携帯電話市場でトップシェアを維持した。第2位は国内スマートフォン市場で安定した人気を維持しているソニー、第3位は幅広いラインナップを安定して供給しているシャープが入った。第4位は富士通、第5位は京セラという結果となった。

 なお、SIMフリー端末はMVNOキャリアの多くが推奨しているが、出荷台数の上ではいずれも少数にとどまっており、キャリア主導の国内市場では苦戦している。

 IDCでは、日本のスマートフォン市場は成熟した市場だが、従来型携帯電話の置き換えという大きな市場が残されているとし、ローエンド、あるいは折りたたみ式のスマートフォンのラインナップ拡充の必要性が高まっていると指摘した。

 また、AR/VRプラットフォームとしてのハイエンド端末のニーズも見込まれるという。さらにスマートフォンの多様化がさらに進む可能性は高く、ターゲットとする層を明確にした端末の仕様確定などが求められると分析している。

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