AI・機械学習

「Google Nest」入門--リブランドされたグーグルのスマートスピーカー

「Google Nest」は、デジタルアシスタントを搭載するグーグル製スマートスピーカーだ。2020年に「Google Home」から改称された。同シリーズの機能、歴史、用途、競合製品などについて解説する(2017年2月16日公開、2020年10月19日更新)。

 PC対「Mac」、「iPhone」対「Android」の争いは、スマートホームハブをめぐる総力戦に移行しつつある。この市場で優位に立つのは、Amazonの「Alexa」を搭載するWi-Fiスピーカー「Amazon Echo」だ。「Google Assistant」を搭載する「Google Nest」シリーズのスマートスピーカー(「Google Home」から改称)は、AmazonのEchoスマートスピーカーの売り上げを超えようと奮闘しているが、苦戦をしいられている。

 Amazon(とサードパーティーのAlexaパートナー)が優勢だからといって、この市場でGoogleにチャンスがないわけではない。Google Nestスマートスピーカーはユニークな特徴が多く、オフィスや自宅での利用のために購入する価値のあるハードウェアだ。

 Google Nestスマートスピーカーの入門記事では、このスマートホームハブについて簡潔に紹介する。

概要

  • どんなものなのか:Google NestはGoogleの音声作動式スマートホーム製品のラインアップだ。これらのスマートスピーカーやスマートディスプレイはGoogle Assistantを搭載し、ウェブ検索のほか、サードパーティーの「Action」(アクション)によって追加された機能も実行できる。
  • なぜ重要なのか:Googleは以前から人工知能(AI)と機械学習を推進している。Google Nestは、想定されるGoogleの未来の姿、つまりパーソナライズされた情報へのオンデマンドアクセスを象徴するものだ。Googleのエコシステムは巨大であり、それを活用する手段がGoogle Nestスマートスピーカーによってまた1つ増えたことになる。
  • ターゲットユーザーはどのような層か: Google Nestは消費者向け製品のように思えるかもしれないが、企業でも使い道がある。消費者の用途がエンターテインメントや情報のハブであるのに対し、企業は各種機能をスマートオフィスの自動化やマーケットリーチの拡大に利用できる。開発者は今なお、音声作動式デジタルアシスタントの開発に伴う課題に直面している。
  • 企業でどのように活用できるか:企業がGoogle Nestを利用できる場面は無数にあり、通話、カレンダーの予定の作成、スマートデバイスの操作などが可能だ。スマートスピーカーとWi-Fiルーターの機能を兼ね備えた新製品「Nest Wifi」を利用すれば、Google Nest端末をオフィスWi-Fiネットワークのバックボーンにすることも可能かもしれない。
  • いつから利用できるのか:Google Homeは2016年5月に発表され、米国で同年11月に発売された。それ以来、Nestブランドの新しいモデルが多数リリースされている。最終的に初代Google Homeは廃止され、その後継として「Nest Audio」が2020年9月に登場した。
  • 主な競合製品にはどのようなものがあるのか: Google Nestは、AmazonのEchoやAppleの「HomePod」との競争に直面している。どの製品も他社とあまり接点のない独自のエコシステムを提供しており、どれを購入すべきかは、個人や企業が他にどの製品を所有しているかによってほぼ決まる。
  • どうすれば利用を開始できるのか:オンラインショップや大手家電量販店で購入できる。Googleアカウントがなくても使用できるが、多くの機能はGoogleアカウントでGoogle Homeアプリにサインインしなければ利用できない。

どんなものなのか

 GoogleのNestシリーズのスピーカーは、音声作動式デジタルアシスタントを搭載したWi-Fi接続のスマートホームハブだ。エントリーレベルモデルの Nest Audioは、タワー型の小さなWi-Fiスピーカーで、少し離れたところの音声を拾うように設計された遠距離マイク、タッチコントロール、マイクミュートボタン、音声を聞き取っていることを示すライトを搭載する。75mmのウーファーと19mmのツイーターという2つのスピーカーを内蔵しており、少なくともサウンド出力に関しては最新世代のAmazon Echoと基本的に同等だ

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