通信・通話

PCIe 4.0のリリース延期とその影響--業界で広がる新規格確立の動き

通信規格PCIe 4.0の策定が遅れている。新規格の早期策定を望むITベンダー各社は、コンソーシアムを立ち上げてPCIeに代わる規格の策定を目指している。

 PCI Express 3.0は、メモリ、マイクロプロセッサ、ネットワーキング、ストレージ間の通信規格として、エンタープライズコンピューティング分野で確固たる支持を得ているが、新たな競争に直面している。PCIe規格の次期メジャーアップデートに、一部の有力な支持者が失望しているからだ。

 同規格を管理する業界団体PCI-SIGの関係者が第4世代の計画について語ったのは5年以上前のことであり、当時はバージョン4.0が2015年までに登場する見込みだと述べていた。新規格の遅れとともに、ビッグデータ、モノのインターネット(Internet of Things:IoT)、モバイルコンピューティングの昨今のトレンドもあって、今では複数の大手ITベンダーがデータボトルネックへの新たなアプローチを求めるようになっている。

 PCIe 4.0として知られる次世代規格は、データ転送速度が16GT/s(ギガトランスファー毎秒)となる見込みで、これは現行バージョンの2倍にあたる。この速度は、大容量のデータを短時間で送信するバースト方式を使うことで、現在の半分から4分の1の電圧レベルで実現するという。IBMのエンジニアでPCI-SIGのチェアマンを務めるAl Yanes氏はこのように説明する。

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