Strategy Analyticsは、世界タブレット市場に関する調査結果を発表した。それによると、2016年第4四半期の出荷台数は6350万台で、前年同期の6960万台に比べ9%減。出荷台数1位のApple、2位サムスン電子がいずれも前年同期から2桁減と大きく台数を減らしていた。
Strategy Analyticsタブレット&タッチスクリーン戦略サービス上級アナリストのEric Smith氏は、「タブレット市場で注目度の高い2in1タブレットだが、PCとタブレットを置き換えるデバイスとして考える場合、消費者は現在も価格を重要視している。このことは、第4四半期に『iPad Pro』および『Surface Pro 4』の出荷が低調だったことから明らかだ」と指摘した。そのため、上位2社に比べ小さなメーカーから提供されている、より安価なデバイスにチャンスがあるという。
そうした状況の影響か、上位2社と対照的に、Huawei Technologies(ファーウェイ)は前年同期比49%増、Amazon.comは同21%増、Lenovoは同16%増と好調だった。
2016年第4四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
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