Gartnerは、世界PC市場に関する調査結果の速報値を発表した。それによると、2016年第4四半期の出荷台数は7261万1000台で、前年同期の7538万4000台に比べ3.7%減。また2016年通期は2億6971万7000台で、前年の2億8767万5000台から6.2%減。出荷台数は2012年から毎年減り続けており、これで5年連続の減少。
Gartner主席アナリストのMikako Kitagawa氏は、「PC購買行動が根本的に変化したため、2016年ホリデーシーズンの販売も全体的に低迷し、PC市場の停滞は2016年第4四半期も続いた」と述べた。「技術改良は市場の実質的な成長を推進するほどでなく、PC市場は全体的に変化がない」(同氏)
さらに、Kitagawa氏は「PC使用頻度が低い、異なるタイプのPC市場の存在」も指摘した。「こうした使い方をする消費者はスマートフォンを多用しており、その結果PCのライフサイクルが長くなる」(同氏)
2016年第4四半期における出荷台数の上位6ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
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