IDCは、世界PC市場に関する調査結果の速報値を発表した。それによると、2016年第4四半期のメーカー出荷台数は7020万3000台で、前年同期の7129万4000台に比べ1.5%減。また2016年通期の出荷台数は2億6018万3000台で、前年の2億7579万台から5.7%減少した。
2016年の第1四半期は、過剰な在庫や 「Windows 10」への無償アップグレードサービスなどの影響で、PC市場は押さえつけられた状態にあった。しかし、2016年のなかば以降、特に第4四半期になって状況が好転し、需要が安定してきたそうだ。また、消費者向けPC市場の縮小ペースは、タブレットおよびスマートフォンの成長が鈍化し、これらデバイスとの競争が和らいだ影響で、遅くなったという。
2016年第4四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
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