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クラウドによる囲い込みは悪なのか--その利点を考える

われわれはこの究極の囲い込みの時代を回避したいと思っているが、AWSや「Microsoft Azure」といった大手パブリッククラウドプロバイダー内で生み出される技術革新にはあまりにも大きな価値があるので、それを敬遠することはできないのが現実だ。

 企業の世界がクラウドへの移行を進める中、ベンダーに囲い込まれることなくクラウドに移行できるさまざまな選択肢が提案されており、「OpenStack」や「Cloud Foundry」といったオープンソースの代替ソリューションは、企業が特定のクラウドに囲い込まれることなくクラウドを利用できるように支援すると謳っている。これらはどれも理論上は素晴らしいが、実際には、Expediaのテクノロジ担当バイスプレジデントのSubbu Allamaraju氏が主張したように、「調達、ダウンロード、構築、実行、運用、保守の必要があるものはすべて囲い込まれる運命」にあり、ユーザーのデータやインフラストラクチャ、そのほかのあらゆるものを欲するいくつかのパブリッククラウドの上に未来が築かれることになる。

 われわれはこの究極の囲い込みの時代を回避したいと思っているが、AWSや「Microsoft Azure」といった大手パブリッククラウドプロバイダー内で生み出される技術革新にはあまりにも大きな価値があるので、それを敬遠することはできないのが現実だ。したがって、われわれは、「『AWS Lambda』のLは『lock-in』(囲い込み)を表す」と筆者に話したMongoDBの元幹部社員のKelly Stirman氏に同意できるが、それでも現状には満足していない。

 意気消沈した人もいるかもしれないが、その必要はない。Allamaraju氏が続けて主張したように、われわれはパブリッククラウドを恐れるのではなく、パブリッククラウドを利用して、同氏が「チェンジアジリティ」(変化に迅速に対応する)と呼ぶ文化を取り入れる必要がある。要するに、正に私たちを囲い込むクラウドが私たちを解放してくれる可能性もある。

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