日本マイクロソフト Microsoft

マイクロソフトの2016年--果たした再生とユーザーにとっての意味

2016年はマイクロソフトにとって転換期となる年だった。同社は今年、ITリーダーが注目すべき企業へと再び返り咲いたのである。

 私は長年、Microsoftに対して複雑な思いを抱いてきた。同社のことが好きな気持ちはある。のちに「Windows」へと進化する「MS-DOS」OSが、私をコンピュータの世界に連れ込んだのだから。私がその世界に足を踏み入れたのは1980年代、父の卓上に置いてあったダサいベージュ色の箱にモノクログリーンのスクリーンが映し出された時だった。今では、「Microsoft Outlook」と「Word」を常に利用しているし、「Xbox」ゲームプラットフォームにも驚かされ続けている。オンラインゲームをプレイするたびにゲーム上で殺され、思春期前の子どもたちにうるさい声でばかにされるのだけど。Microsoftのことが好きであると当時に、私は長年同社に不満を持ってもいる。他社に先駆けてイノベーションを起こしたものの、不完全な製品をリリースしてアップデートすることもなく、最終的に息絶えた製品がいくつも存在するためだ。革新的だったが最終的に不幸な運命をたどった「Palm PC」や「PocketPC」「Windows Mobile」などがそれだ。

 2016年は新CEOのSatya Nadella氏の下、Microsoftが復活した1年だったように思う。同社の再生がかいま見えた部分と、それがITリーダーにとって何を意味するのか、振り返ってみたい。

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