多くの企業では、異なるシステムにさまざまな形式のデータを格納している。これらのシステム間でデータをやり取りするたびにデータ変換や連携プログラムを書いているのでは、手間とコストが掛かってしまう。
ETLツールは、システムからデータを「抽出(Extract)」「変換(Transform)」「格納(Load)」することにより、データ連携基盤となるソフトウェアだ。「さまざまなシステムに対応した接続部品(コネクタ)」をあらかじめ用意しており、抽出、変換、格納の処理フローをノンプログラミングで設計できるものも多い。
企業が取り扱うデータ量が急増している昨今。クラウドやモノのインターネット(IoT)も後押しして、ETLツールのニーズが高まっている。ここでは、オープンソースソフトウェア(OSS)ベースの製品も含めて、6つのETLツールをまとめて紹介する。
1.InfoSphere DataStage
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