JENNIFERのポイント
- ウェブアプリケーションの内部処理を直接監視し、迅速な原因の特定と対処を可能にする
- トランザクション情報を全て蓄積するため、障害の再現を待たなくても問題が発生した日時で情報を検索して原因を特定可能
- コンソール画面に必要な項目が全て表示されるため、問題が発生した際もマウス操作だけで原因を特定できる
JENNIFERの製品解説
「JENNIFER」は、ウェブアプリケーションの稼働状態をリアルタイムに確認できるアプリケーション性能管理(APM)ツールだ。内部処理を直接監視し、迅速な原因の特定と対処を可能にする。
監視データを1秒単位でサーバへ送信することで、性能低下の兆候をいち早く察知できる。トランザクション情報を全て蓄積するため、障害の再現を待たなくても問題が発生した日時で情報を検索して原因を特定可能だ。
サーバリソースやアプリケーション処理は、およそ30項目のしきい値を設定し、値を超えると指定のメールアドレスへアラートを通知する仕組みとなっている。トランザクションのレスポンス、SQLの実行時間、ファイル入出力、ソケット入出力、CPU使用率、メモリ使用率、ヒープメモリ使用量、JDBCコネクション数、エラー情報の項目を監視する。
監視データは直感的に分かりやすいようグラフィカルに可視化される。コンソール画面に必要な項目が全て表示されるため、問題が発生した際もマウス操作だけで原因を特定できるとしている。
システム全体の構成とトランザクションを自動で可視化し、滞留しているトランザクションが多い場合は、青色から黄色、赤色へとアイコン色が変化する。トランザクションごとのプロファイルデータを「メソッド」「SQL」「外部呼び出し」に分類し、全体の応答時間における各処理の割合を視覚的に表示するタイムラインビュー機能を搭載している。
利用者の体感応答時間を収集することで、レスポンス遅延の発生にいち早く気づき、迅速な原因の切り分けと対処が可能になる。
用途と機能 | ウェブアプリケーションの稼働状態をリアルタイムに確認できるAPMツール |
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特徴 | 内部処理を直接監視し、迅速な原因の特定と対処を可能にする。トランザクション情報を全て蓄積するため、障害の再現を待たなくても問題が発生した日時で情報を検索して原因を特定可能 |
導入企業 | トヨテック、富士電機、新明和ソフトテクノロジ、岩谷情報システム、など |