タイムカードや出勤表、Excelなどで勤怠時間を手入力する方式を採っている企業はまだまだ多い。しかし、勤怠管理システムを導入し、自社にあった形で勤怠時間を打刻できるようにすれば、入力や集計の手間を大きく減らせる。
勤怠管理システムはその多くがクラウド型になっている。認証方式の豊富さ、専用の認証端末の有無などに違いがあることに加え、交通系ICカードを使った認証に交通費精算の自動化機能を組み合わせていたり、プロジェクト管理システムと連携したりなど、機能や用途は多岐にわたる。ここでは代表的な勤怠管理システムを5つ紹介する。
1.キングオブタイム
「キングオブタイム」は、ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド型の勤怠管理システムだ。タイムカードに代わり、打刻する本人を確認できる指紋認証、指静脈認証などの生体認証、外出先でも打刻できる携帯電話やスマートフォンなど、幅広いニーズに対応する。打刻情報など勤怠管理のデータはクラウドで管理するので、管理者はいつでもウェブで確認可能だ。
勤務データ、残業状況、アラート、人件費概算などをリアルタイムに確認、管理ができる点も特徴だ。集計データをExcelに出力したり、給与計算ソフトやシステムにCSV出力したりできる。利用料金は1人あたり月額300円、登録人数ではなく使った人の数で従量課金する方式となっている。

2.ジョブカン勤怠管理
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