Brava Enterpriseのポイント
- PDFやCADなどのさまざまななファイルをブラウザで表示
- ファイルをダウンロードさせないことで持ち出しや印刷ができない
- ファイルにコメントや変更指示を書き込める
Brava Enterpriseの製品解説
オーシャンブリッジの「Brava Enterprise」は、組み込み型の多機能マルチフォーマットビューアだ。既存の文書管理システムや図面管理システム、企業向けコンテンツ管理システム(ECM)に組み込むことで、Office文書、PDF、CAD、画像などさまざまなファイルをブラウザで高速かつ高精度に表示できる。
仕組みとしては、サーバ側で各ファイルを表示専用データに変換し、クライアント側のブラウザに組み込んだ「Bravaビューア」で表示するクラウド型ビューア方式を採用。PCにファイル自体をダウンロードさせないため、ファイルの持ち出しや印刷などを禁止するセキュリティ強化の効果も得られる。
また、各種CAD図面(dwgやdxf、dwfに対応)、画像、PDFファイルについては、仮想プリンタドライバではなく専用の変換ドライバを使用。ラスタ画像へ変換する場合と異なり、ベクタ情報を損なわずにXDLデータへ変換するため、高精度な表示が可能となっている。
変換された表示専用データは、Internet Explorer、Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safariに対応。システム側でブラウザやデバイスを判断し、最適なビューアを表示してくれる。そのほか、CADファイルの図形に関する属性情報の表示機能、PDFやTIFFへの変換機能、コメントや変更指示を書き込めるマークアップ機能、修正前後のファイルを簡単に比較できる差分比較の表示機能などを搭載。なお、価格については対応ファイル形式や機能に応じたさまざまなライセンス形態が用意されている。

Brava Enterpriseの利用イメージ
用途と機能 | 多彩な形式のファイルをWebブラウザ上で表示できる組み込み型の多機能マルチフォーマットビューア |
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特徴 | 既存の文書管理システムや図面管理システム、エンタープライズコンテンツマネジメントシステム(ECM)に組み込むことで、Office文書、PDF、CAD、画像などさまざまなファイルをブラウザで高速かつ高精度に表示できる。高速かつ高精度な表示に加えて、ファイルをダウンロードしないクラウド型ビューア方式のためセキュリティも強化 |