経費精算に掛かる時間が、社員の大きな負担になっている企業は多いだろう。Excelを使っている場合は集計に時間が掛かるし、ウェブでの手入力の場合もミスが少なからず発生する。新たなサービスを導入して精算の負荷を減らしたり、データ入力を自動化したりすることによって、業務効率を大きく改善できるケースは多々あるはずだ。
ここでは経費精算システムを5つ紹介する。領収書の登録を自動化できるものや交通費の精算に強いもの、経費精算以外のさまざまな機能との連携を特徴としているものなど、製品によって備えている機能が大きく異なる。クラウド型が増えているが、オンプレミスで使えるものもある。それらの特徴を踏まえた製品選択が必要だ。
1.Dr.経費精算
「Dr.経費精算」は、BearTailが提供するクラウド型の経費精算システムだ。領収書をスマートフォンで撮影してアップロードすると、同社のオペレーターが入力を代行する。自分でデータを入力する手間を省くことができ、入力ミスも防げる。
クレジットカードや電子マネーなどの明細から経費情報を自動で取得する機能もある。AmazonなどのさまざまなECサイトにも対応している。料金プランは、個人事業主向けの1IDあたり月額980円からの「パーソナルプラン」と、中小規模法人向けで30IDあたり月額2万9400円からの「コーポレートプラン」がある。

2.MFクラウド経費
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