クラウドコンピューティングは企業インフラで当たり前の存在になったものの、今も幼年期にある。Amazon.comのMatt Wood氏は、サンフランシスコで開催された2016 Structure Conferenceの場で、Amazon Web Services(AWS)がこれから10年にわたって成長と革新を継続させるために、どのようなプランを練っているか解説した。
当記事の執筆時点で、AWSはちょうど10歳を超えたところだ。Amazon.comに欧州3番目の従業員として雇用されたWood氏によると、AWSの売上高は130億ドルになるペースで推移しており、月間アクティブ顧客数は約100万人だという。
Wood氏いわく、クラウドは企業のシステム運用方法における「新たな標準」になっており、その傾向は特にこの5年で顕著になった。ただし、これで、AWSにとって対応すべきことがなくなったということではない。
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