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第3回:HCIとSDIの環境に適したバックアップの基礎知識と運用ノウハウ

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)を使ってSoftware Defined Infrastructure(SDI)を構築するためのハードウェア調達に続き、HCIやSDIの特徴を生かしたバックアップ手法を説明しよう。

 前回は、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)を使ってインフラを構築するために必要なサイジングに関するノウハウを紹介した。今回は、HCIやSoftware Defined Infrastructure(SDI)の特徴を生かしたバックアップ手法を説明しよう。

バックアップ手法1:2つのクラスタを運用

 HCIのバックアップは大きく2つの方法がある。1つ目はHCIの特性を生かした手法だ。

 HCIは複数のマシンにデータを分散保持することでデータの信頼性を確保している。万が一、マシンに障害が発生してもデータが消失しないようにするためだ。機器の設置場所を分散するように工夫することでバックアップサイトを構築できる。

 具体的には、異なるデータセンターにHCIを用意し、ストレージ仮想化のデータ重複機能を使って全てのデータを双方のデータセンターで保持するよう分散させる。災害などによって片方のデータセンターが機能停止しても、もう片方のデータセンターにデータが残っているので運用を継続できるというわけだ。コスト面で折り合えば、別途バックアップの運用や仕組みを構築せずに済む。

 ただし、デメリットもある。各データセンターにインフラを用意する必要があるためコストが高く付く。データを分散させるためには10Gbpsのネットワーク回線が必要だ。特に専用線で10Gbpsのネットワーク敷設は月額費用が高額である。この手法を選ぶ余裕のあるシステムはそう多くないだろう。

バックアップ手法2:仮想マシン丸ごとバックアップ

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