AI・機械学習

「IBM Watson」入門--幅広い業界で利用される自然言語処理と分析機能

「IBM Watson」は、人間の話す言葉を理解し、大量のデータを分析して、さまざまな問題に答えを出すことができる。幅広い業界で活用されており、クラウドベースでの利用も可能だ。

 「IBM Watson」は、2011年に初めて世界の注目を浴びた。このコンピュータ化された「知能」が、米国のクイズ番組「Jeopardy!」で人間の対戦相手を破り、100万ドルを獲得したときのことだ。それ以来、IBM Watsonは一瞬で大量のデータを処理して答えを出せる思考機械として、名声を博している。だが、具体的にはどのようなものなのだろうか。今回のIBM Watson入門で、その疑問にお答えしよう。

概要

  • IBM Watsonとは何か:自然言語処理技術を使用して人間の話し言葉を分析し、その意味や構文を理解するデータ分析処理装置だ。処理対象の膨大な量のデータリポジトリに対して分析を実行し、人間からの質問に答えを出す。この一連の処理が瞬時に完了することも多い。
  • なぜ重要なのか:認知機能と分析機能を備えているため、人間の話し言葉に反応して、巨大なデータストアを処理し、企業がこれまで解決できなかった問題の答えを返すことができるからだ。
  • 誰が影響を受けるのか:さまざまな産業分野の企業に影響が及ぶ。真っ先にIBM Watson技術の影響を受けるのはデータ分析チームだが、Watsonの出す答えに基づいて重要な意思決定を下す企業幹部や、Watsonを仕事に使うビジネスプラクティショナーも影響を受けるだろう。
  • いつから利用できるのか:既にさまざまな業界の企業がIBM Watsonを予測分析や問題解決に利用している。IBM Watsonはこうした企業の競争力を高め、顧客や関係者に返す価値を高める手段となっている。
  • どうすれば利用できるのか:Watsonシステムにかかる莫大な費用を捻出できる企業は、社内で運用することができる。幸い、IBMのクラウドを通してWatsonにアクセスできるサービスもさまざまな業界向けに提供されているため、Watsonは多くの中堅中小企業にとっても現実的な選択肢だ。

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