Standby Expressのポイント
- データベース障害発生時のRTOとRPOを短縮する
- ボタン操作だけで待機系に数分で切り替えられる
- スイッチ機能を使って災害時の切り替え訓練や計画停電に対応可能
Standby Expressの製品解説
ワイ・ディ・シーの「Standby Express」は、データベースで障害が発生したときの復旧に要する時間(RTO)と復旧で戻される時点(RPO)を短縮するためのバックアップソフトウェアだ。災害対策やバックアップにより障害発生時のダウンタイムを短縮できることに加え、システムの停止時間を極力短くしたデータ移行も可能になる。
本番稼働しているデータベースの内容を別に用意したデータベースに定周期で同期するシンプルな仕組みだ。障害などの際は管理画面のボタン操作だけでスタンバイしている別のデータベースに数分で切り替えて業務を続けることが可能だ。
本番系と待機系が正常に動作している状態でその役割を数分で反転させるスイッチ機能を備える。この機能を利用して、災害時の切り替え訓練や計画停電に対応することが可能である。
通常時は、サービスが自動で同期処理を実行する。同期状況の確認や設定の変更などは、GUIの管理画面で簡単に操作することができる。
「Oracle Database」と「Microsoft SQL Server」の各有償エディションに対応している。Oracle Databaseの場合、Enterprise Editionだけでなく、Standard Edition 2やStandard Edition、Standard Edition Oneでも導入可能だ。「Oracle Real Application Clusters(RAC)」や「SQL Serverフェイルオーバクラスター」などのクラスタ環境にも対応している。

Standby Expressの画面イメージ(ワイ・ディ・シー提供)
用途と機能 | データベースで障害が発生したときのRTOとRPOを短縮するためのバックアップソフトウェア |
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特徴 | 災害対策やバックアップにより障害発生時のダウンタイムを短縮できることに加え、システムの停止時間を極力短くしたデータ移行も可能 |
税別価格 | ライセンスは110万円から、年間サポート料金は24万2000円から |
導入企業 | ランドスケイプ、大興電子通信、など |