Elixir Reportのポイント
- PDF形式の帳票をコーディングなしでデザインできる
- データの抽出、連結やフィルタリング、列の追加などのデータ加工もできる
- JDBC、CSV、Excel、XMLなどに対応、他システムとAPIで連携
Elixir Reportの製品解説
グレープシティの「Elixir Report」は、帳票の開発と運用に必要な機能をまとめた帳票管理システムだ。帳票を設計する「レポートデザイナー」と帳票を管理する「レポートサーバ」で構成する。
レポートデザイナーは、PDF形式の帳票をコーディングなしで設計できるツール。罫線や表、テキスト、グラフ、バーコードなどの要素をドラッグ&ドロップでレイアウトできる。HTTP経由で利用できるREST APIを使うことで、プログラミング言語を問わずに帳票サーバにアクセスして目的のレポートを生成したり、データを取得したりすることが可能だ。
レポートサーバは、ファイル管理、印刷ジョブ管理、他システムとのAPI連携などの機能を備える。複数のシステムに蓄積されたデータの抽出、連結やフィルタリングなどの処理、演算結果を新しい列として追加するなど、データ加工もできる。JDBC、CSV、Excel、XMLなどのデータ形式に対応する。
生成した帳票をメールに添付して配信することも可能。各送信先用のデータに基づいてPDFファイルを作成できる。メールの宛先や本文を動的に変更する機能も搭載。これを利用することで、給与明細や納品書を送信を効率化できる。
このほか、ユーザーが指定したスケジュールで定期的にレポートを印刷したり、メールに添付して送信したりする機能も搭載。夜間の大量レポート生成や月次レポート作成などのジョブを管理し、処理を自動で実行することが可能だ。

システムの概要図(グレープシティ提供)
用途と機能 | 帳票の開発と運用に必要な機能をまとめた帳票管理システム |
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特徴 | コーディングなしで、罫線や表、テキスト、グラフ、バーコードなどの多様な要素を備えるPDF帳票を設計可能。外部のデータソースと連携する機能も提供する |
税別価格 | デザイナーは1ライセンスあたり20万円、運用時には運用サーバライセンスが必要 |