次から次へとリリースされるスマートフォンアプリ。流行り廃りの激しい世界で、新しいものが出ては古いものが消えゆく……。そんな動きが後を絶たない。ITやデジタルという流れの速い業界ゆえ、そういったトレンドは当然なのかもしれないが、せっかく生み出したアプリならスケールさせたい、というのが開発者の本音ではないか。
インストール数を増やすにとどまらず、利用頻度の高いアプリに成長させ、長く生き残ることを目指すには、日々の細かいデータ分析やチューニングが欠かせない。アプリ解析ツールなどをうまく使い、使い勝手や機能の見直しと改善を積み重ねていく必要がある。
そこで今回は、スマートフォンアプリ解析ツールを5つ選りすぐって、それぞれの特徴とあわせて紹介する。
1.appsee
デジタルマーケティングの支援サービスを提供するインターアローズが開発する「appsee」。「アプリ画面録画・動画分析」機能では、利用者の挙動を録画できることから、アプリの使い勝手について利用者の気持ちになって細部までなぞることができる。
アプリ画面の全てのタッチジェスチャを記録する。これをヒートマップで可視化することで、利用者が関心を持つエリアやよくタップする箇所、気になるコンテンツなどを明らかにできる。
「アプリ利用分析」機能は、利用者がアプリ内のどの画面で最も時間を使っているか、離脱率の高い画面はどこか、分かりづらいと感じている画面はどこか、などをリアルタイムで分析可能だ。
初期費用は無料。月額費用は9万5000円から。アプリ解析数、セッション数、ビデオ記録数によって異なる。

2.admage for App
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