VistaFinder Mx Cloudのポイント
- スマートフォンやタブレットなどで撮影した映像を生中継
- ARを活用して、画面上に手書きの指示をリアルタイムで表示
- データ量を削減することで転送を高速化
VistaFinder Mx Cloudの製品解説
KDDIの「VistaFinder Mx Cloud」は、遠隔の作業現場からスマートフォンやタブレット、モバイルPCなどで撮影した映像を生中継する遠隔作業支援システムである。拡張現実(AR)技術を活用して、作業現場側の画面上に作業指示者側の端末に記載した手書きの指示をリアルタイムで表示する仕組みを構築することも可能だ。送信位置の地図を表示する機能も提供する。
映像圧縮伝送技術には、KDDI研究所が開発した「VistaFinder Mx」を採用。画像データ量を削減することで転送を高速化している。
VistaFinder Mx Cloudは、クラウドサービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス(KCPS)」を利用するのでインターネット回線があれば利用が可能だ。従来の「VistaFinder Mx」と異なり、顧客企業がサーバを構築、運用する必要はない。システムの構築から提供までの期間を従来の約2カ月から約2週間に短縮できるという。
海外の現地法人向けにも提供(中国、米国から提供を開始し、提順次拡大予定)。海外現地法人に導入することで、海外を含む遠隔地の作業管理、海外出張のコスト削減を実現できるとしている。

VistaFinder Mx Cloudの利用イメージ(KDDI提供)
用途と機能 | 遠隔地の作業を生中継する遠隔作業支援システム |
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特徴 | 同社のクラウドを活用することで専用のサーバを必要することなく、利用できる |
税別価格 | 初期費用:15万円から、年間利用料金:33万8000円から |