IoT

事故率と保険料の削減に燃費向上--営業車の安全運転を支援するIoTの仕組み

オプテックスが提供する安全運転支援サービス「セーフメーター」は、センサと通信、クラウドを組み合わせたIoTシステムだ。どのような仕組みで動いているのか、システム構築のポイントを解説する。

セーフメーター(OSM-501)
セーフメーター(OSM-501)

 産業用センサのメーカーであるオプテックス(滋賀県大津市)は、企業の営業車向けの安全運転支援サービス「セーフメーターデータサービス」を提供している。車内に設置した専用端末で走行データを集め、スマートフォン経由でクラウドに蓄積、管理者は運転者の状況を確認できる。

 センサや通信、クラウドなどを組み合わせることで、低コストかつ短期間でモノのインターネット(IoT)システムを構築した。その仕組みを解説する。

運転中の“急挙動”をアラームで気づかせる

 セーフメーターは、従来のドライブレコーダやテレマティクスのような危険運転や事故時の記録、運行管理ツールではなく、事故のきっかけとなる急加速や急ブレーキ、急ハンドルなどの急挙動を検知しアラートを出して、運転者に気づきを与えるというもの。

 また、スムーズな発進や停止をすると「スムーズカウント」と呼ばれる数値がカウントされ、急な発進や停止をするとリセットされる。丁寧な運転を繰り返すことで加点されていき、運転者の達成感や継続意欲を高める仕組みだ。運転者自身でリアルタイムに運転の良し悪しを見える化することで危険運転の抑止につなげられる。

スムーズカウント機能

 企業の安全運転管理者は、クラウドに蓄積された運転挙動データから運転結果をサマリ化し、安全運転の度合いやランキングなど、運転者の取り組み状況を可視化できる。事業所の改善度、ランク別処置、安全運転講習、同業種での比較といった業務に生かせる。

 「危険運転を測るサービスはこれまでなかった。直接損害のほか、間接損害が非常に大きい。これまでに約1万台の導入実績によって事故率と保険料の削減、燃費向上などの効果を出している」(オプテックス R&D戦略部 部長 中村明彦氏)

セーフメーターの概要
セーフメーターの概要

セーフメーターを支えるIoTの仕組み

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