Googleが提供する「Android」の最大の価値提案は、オープンであることだ。ただし、オープンであるためにはセキュリティに対する明確なアプローチが必要となる。GoogleのAdrian Ludwig氏は米国時間9月28日、サンフランシスコで開催された「2016 Structure Security」カンファレンスにて、同社のAndroid部門がいかにしてオープン性とセキュリティのバランスを取っているかについて解説した。
Ludwig氏は、Android部門のセキュリティ担当ディレクターである。同氏はまず、GoogleがAndroidをできる限りオープンにしているのは、セキュリティの観点からも戦略的な決断だと説明した。
「われわれは、できる限りオープンにすることが、最終的にはより良いセキュリティにつながると考えている」とLudwig氏は述べる。
AndroidはGoogle Play上のアプリを適切に検査していないとして非難されることが多いが、Ludwig氏はGoogle PlayにもAppleのApp Storeで採用されているものと似た基準や予防対策があると説明する。
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