IDCは、世界PC用モニタ市場に関する調査結果を発表した。それによると、2016年第2四半期における出荷台数は3067万2231台で、前年同期の2923万8344台に比べ4.9%多かった。また、2016年通期の出荷台数は1億1800万台と予測している。
第2四半期の出荷台数は、事前予想値を上回ったそうだ。その理由について、IDCワールドワイドトラッカー担当シニア調査アナリストのMaura Fitzgerald氏は「米国、欧州/中東/アフリカ(EMEA)、カナダの出荷台数が前年同期からしっかり増加した」と説明した。
また、2017年第2四半期の出荷台数を前年同期比12.7%減の2670万台と予測。その後も世界的に出荷台数の減少が続く見通しで、2018年から2020年にかけて年平均3%ほどのペースで減るとみている。そして、比較的価格の安いモバイルデバイスが引き続き導入される影響で、2020年にはPC用モニタの出荷台数が1億台を切るとした。
残り本文:約967文字 ログインして続きを読んでください。