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「Raspberry Pi」に「Windows 10」をインストールするには

クレジットカード大の安価なコンピュータ「Raspberry Pi」。ここでは、Raspberry Piに「Windows 10 IoT Core」をインストールしてテストアプリを入れるための手順をごく簡単に紹介する。

 Microsoftは、あらゆる種類のコンピューティングデバイスに「Windows 10」を搭載するという野望を抱いている。たとえそれが、クレジットカード大で35ドルのボード「Raspberry Pi」であろうと。

 Raspberry Piでは、ノートPCと同じバージョンのWindows 10ではなく、機能を削ぎ落としたもっとシンプルなバージョン「Windows 10 IoT Core」が利用できる。

 このOSを搭載しても、使い慣れた「Windows」搭載デスクトップPCのようにはならない。システムを設定できる必要最小限のメニューがロードされ、そのシステムは、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を備えた「Universal Windows Platform」(UWP)アプリを同時に1つしか使用できない。

 Raspberry PiにWindows 10 IoT Coreをインストールする真の目的は、PCを介してRaspberry Piにインストールされる小規模アプリケーションを利用することにある。こうしたアプリは、温度センサからデータを読み取ったり、簡単なウェブサーバとして機能したり、何でも実行できる。

 だが、どこから手を付ければいいのだろうか?今回は、「Raspberry Pi 2」または「Raspberry Pi 3」でWindows 10 IoT Coreをセットアップしてから、Windows 10搭載PCをベースマシンとしてシンプルなアプリをインストールする方法をステップバイステップで紹介する。

 ステップ1:まず、Raspberry Pi Foundationのウェブサイトから「New Out Of the Box Software」(NOOBS)をダウンロードする必要がある。NOOBSインスト-ラを利用すれば、Raspberry PiにWindows 10 IoTをインストールするのが楽になる。次に、4Gバイト以上のSDカードをFAT形式でフォーマットする。

ステップ1

 ステップ2:ダウンロードしたNOOBSのzipファイルを解凍する。解凍したファイルは、SDカードのルートディレクトリにコピーする。なお、ファイルが含まれたディレクトリではなく、ファイルそのものをコピーすること。

ステップ2

 ステップ3:Raspberry Piがネットワークに接続されていることを確認して、SDカードをRaspberry Piに挿入してマシンを起動する。

 OSのドロップダウンリストが表示されるので、下の画像のように、Windows 10 IoT Coreを選択する。残しておきたいデータがSDカードに含まれているのでなければ、SDカードのデータに上書きしてかまわない。

 RTM、最新の正式リリース版Windows 10 IoT Core、最新のInsiders版Windows 10 IoT Core(「Windows Insiders」プログラムにアクセスするために設定されたMicrosoftアカウントが必要)のどれかを選択しよう。「OK」ボタンを押すと、Windows 10 IoT Coreがインストールされ、マシンが再起動する。

ステップ3

 ステップ4:次は、メインのWindowsマシンに戻り、「Visual Studio」をダウンロードしてインストールする必要がある。コードを書いてRaspberry Piにインストールするための統合開発環境だ。

 無償版のVisual Studio「Visual Studio Community 2015」は、こちらからダウンロードできる。セットアッププログラムを起動し、「インストールの種類を選択してください」というドロップダウンリストから「カスタム」オプションを選択しよう。下図のようなダイアログボックスが開くので、下の画像のように「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」にチェックを入れる。「次へ」「インストール」の順にクリックする。

 これで、セットアッププログラムがVisual Studioのダウンロードとインストールをやってくれる。ファイルサイズが大きいので、しばらくそのままにしておこう。

ステップ4

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