Appleが正式に明らかにした。米国時間9月7日に何かが起こる。では、何が起こるのか。おそらくそれは、次期「iPhone」とされる「iPhone 7」(そして、「Apple Watch 2」)の発表だと思われる。過去数週間において、Appleが9月最初の水曜日にイベントを開催するとうわさされていたが、同社は、米国太平洋時間9月7日午前10時にイベントの開催を確かに予定しており、その会場がサンフランシスコのビル・グラハム・シビック・オーディトリウムであることを明らかにした。この予定を考えると、iPhone7の米国での小売販売は9月16日か23日に開始されるものと予測される。
ここでは、9月7日のイベントでAppleが次期iPhoneについて発表すると予想されている内容の一部をまとめて紹介する。ただし、ここには、匿名の消息筋の情報を基にした報道に加えて、まったくのうわさや経験に基づく推測も含まれているので、注意してもらいたい。

提供:Apple
デザイン
Appleはここ数年、大規模なデザイン刷新と小規模なアップグレードを毎年交互に実施してきた。そのサイクルが2016年に変わるとみられている。アナリストやうわさを報じるメディアの共通の見解として、ここ数カ月で大量に流出した非公式の写真や動画が示唆しているように、iPhoneは2年連続で概ね控えめで表面的な変更となる可能性が高い。「iPhone 6ss」と呼んでいいような変更だという。
まだ実現の可能性が残っている変更の中で最も劇的なものは、うわさの第3の「Pro」モデルの追加だろう。iPhoneのラインアップは、2016年3月に新しい「iPhone SE」が追加されて既に拡大しているが、複数の情報筋によると、間もなくiPhone 7とiPhone 7 Plus、そしてiPhone 7 Proが提供される可能性があるという。Nowhereelse.frが2016年7月に最初に掲載した流出写真には、それら3種類のモデルが写っているように見える。だが、最近のうわさでは、これまで通り2モデルのみの提供となる可能性が高いとされている。

3バージョンのiPhone 7と言われている写真
提供:Nowhereelse.fr.
同じく重要な変更点としてうわさになっているのが3.5mmヘッドホンジャックだ。最近流出した複数の写真で、ヘッドホンジャックの存在が確認できない。Appleはこれまでも、行き過ぎと言われるほど積極的に古いポートやメディアを廃止してきたため、1979年発売のソニー「Walkman」よりも古い3.5mmヘッドホンジャックを排除するのではないかと考えられている。