GUARDIANWALLのポイント
- 指定条件に合致したメールをどう処理するかを設定できる
- 外部送信するメールに添付されたファイルをパスワード付ZIPファイルに変換できる
- 添付ファイルやエンベロープ情報を含むメール全体を独自形式に圧縮して保存できる
GUARDIANWALLの製品解説
キヤノンITソリューションズの「GUARDIANWALL」は、フィルタリングや誤送信対策、監査などの機能を備えたメールセキュリティソフトだ。機能の違いによって、「フィルタリングモデル」「添付ファイルZIP暗号化モデル」「アーカイブモデル」の3種類がある。
フィルタリングモデルは、差出人や宛先、本文、添付ファイルなどに対して、指定条件に合致したメールをどう処理するかを設定することができる。例えば、社外に送信するメールの添付ファイルに特定のキーワードが含まれていた場合に送信を保留し、管理者の承認を経てから送信するといった設定が可能だ。
設定できる条件は、差出人の場合は「社内ドメイン」「特定部署」「特定アドレス」など、宛先の場合は「社外宛て」「特定ドメイン」「特定アドレス」などだ。添付ファイルとして検査可能なファイル形式は、Word、Excel、PowerPoint、一太郎、PDFなど。
保留メールの処理は、各部門の上長へ権限を限定した上で委譲することが可能。特定の部門だけを保留する機能や、保留後一定時間経過しても処理されていない場合に通知メールを自動再送する機能も備えている。
添付ファイルZIP暗号化モデルは、外部へ送信するメールに添付ファイルが付加されていた場合に、1つのパスワード付きZIPファイルに変換する機能を提供する。
差出人が添付ファイル付きのメールを送信すると、宛先にはZIPファイルを添付したメールを送信し、パスワードを記したメールが差出人に送られる仕組みだ。差出人がメールやファクスでパスワードを連絡すれば、メールの受信者はファイルを復号できる。
アーカイブモデルは、添付ファイルやエンベロープ情報を含むメール全体を独自形式に圧縮して保存する機能を提供する。平均で50%の圧縮が可能としている。

GUARDIANWALLの概要図(キヤノンITソリューションズ)
用途と機能 | フィルタリングや誤送信対策、監査などの機能を備えたメールセキュリティソフト |
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特徴 | 機能の違いによって、「フィルタリングモデル」「添付ファイルZIP暗号化モデル」「アーカイブモデル」の3種類がある |
税別価格 |
【フィルタリングモデル】 Linux版:26万1000円(50ユーザー)から 仮想アプライアンス版:30万円(50ユーザー)から 【添付ファイルZIP暗号化モデル】 Linux版:4万8000円(50ユーザー)から 仮想アプライアンス版:5万7000円(50ユーザー)から 【アーカイブモデル】 Linux版:30万9000円(50ユーザー)から 仮想アプライアンス版:35万4000円(50ユーザー)から 【3モデルのセット】 Linux版:50万1000円(50ユーザー)から 仮想アプライアンス版:57万3000円(50ユーザー)から |