現在の中規模企業は、これまで違ってただ技術に追いつこうとするのでなく、技術投資を競合他社に対する戦略的アドバンテージの強化手段と見なしている。そのため、中規模企業において、モノのインターネット(IoT)、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)の重要性がかつてないほど高まっている。このような状況は、Deloitteが2016年8月に公開した調査結果で明らかになった。
「ITは、その役割において管理やサポートに関する割合が小さくなりつつあり、重要性が増し、技術導入、統合、戦略を推進している」とDeloitte Services最高情報責任者(CIO)代理で、Deloitte Growth Enterprise Servicesの米国技術リーダーを務めるStephen Keathley氏は述べる。
この調査は、2016年の6月から7月にかけ、年間売上高が1億ドルから10億ドルの米国中規模企業の役員500人を対象に実施された。それによると、回答者の56%が業務でIoT導入を進めているか、すでに完了させたとしている。
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