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サーバーレスコンピューティング入門--特徴と利点、主要ベンダーのサービス

サーバーレスコンピューティングは、インフラストラクチャー管理の負担やコストを低減するサービスだ。ここでは、具体的な使用例、メリット、料金体系、主要ベンダーの製品などについて解説する(2016年8月25日公開、2021年2月4日更新)。

 世界の主要クラウドプロバイダー各社が、サーバーレスコンピューティングサービスの提供を急ピッチで進めている。本記事では、サーバーレスに移行する意味や、考えられるビジネスへのメリットについて、知っておくべきことを紹介する。

概要

  • サーバーレスコンピューティングとは何か:サーバー管理のオーバーヘッドを発生させることなく、アプリやウェブサイトのバックエンドコードのスニペットを実行できる従量課金制サービス。
  • なぜ重要なのか:物理インフラストラクチャーまたは仮想インフラストラクチャーを管理するオーバーヘッドとコストを低減できるからだ。
  • どのような企業に恩恵があるのか:バックエンドサービスやアナリティクスが必要なウェブサイトやアプリを運用しているビジネス。
  • いつ利用できるようになるのか:今すぐ利用可能だ。すべての主要クラウド・コンピューティング・プラットフォーム・プロバイダーがサーバーレスコンピューティングサービスを提供している。
  • どうすれば利用できるのか:自社で採用したクラウドプラットフォームで利用できる。サーバーレスコンピューティングは、「Amazon Web Services」(AWS)や「Google Cloud Platform」「Microsoft Azure」「Cloudflare Workers」「IBM Cloud Functions」で提供されている。

サーバーレスコンピューティングとは何か

 クラウドコンピューティングサービスの1カテゴリであり、アズ・ア・サービス・モデルの主なセールスポイントの2つを含むものだ。すなわち、ユーザー側での管理がほぼ不要で、実際に使用した分だけ料金が発生するコンピューティングである。

 サーバーレスコンピューティングでは、ユーザーが管理すべき仮想インフラストラクチャーは存在しない。また、コードを実行した時間の料金だけが、最小100ミリ秒単位で課金される(「AWS Lambda」の場合は1ミリ秒)。スケーリングから、基盤のインフラストラクチャーのフォールトトレランスと冗長性まで、さまざまなことを任せられる。もちろんサーバーは使用するが、サーバーの管理についてユーザー側で心配することは何もない。すべてクラウドサービスプロバイダーが処理してくれる。

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