Waha! Transformerのポイント
- さまざまな形式のデータを指定した形式にノンプログラミングで変換
- データの入力から加工、出力までをドラッグ&ドロップによる操作で構築
- 約100種類の関数を適用してデータを加工できる
Waha! Transformerの製品解説
ユニリタの「Waha! Transformer」は、さまざまな形式のデータを指定した形式にノンプログラミングで変換するデータ連携(ETL)ツールだ。データの入力から加工、出力までをドラッグ&ドロップによる操作で構築できることが特徴だ。
対応するデータソースは、データベース管理システム、統合基幹業務システム(ERP)、デスクトップアプリケーションなど(詳細は下記の表を参照)。バイナリ形式でメインフレームのSAMファイルを直接読み込むことも可能だ。
データフローは、GUIベースの開発ツール「Designer」で定義する。データソースからデータをインポートした後に、データの取り込み方法を指定する「ビューフィルタ」を選択する。ビューフィルタには、SQLのJOIN(結合)に相当する「結合ビューフィルタ」や複数の入力データをマージする「統合ビューフィルタ」、合計、平均、最大、最小などの集計を実行する「集計ビューフィルタ」など9種類がある。さらに、約100種類の関数を適用してデータを加工できる。
最新版のバージョン5.1では、個人情報やマイナンバー、クレジットカード情報などを扱う業務の要求に応えるセキュアなデータ処理機能を追加。抽出、加工、集計の過程で文字列の一部分を指定の値でマスキング(または文字列、日付、数値を指定された範囲でランダムに置き換える)する機能や、カラム単位にデータを暗号化する機能などが追加された。

Waha! Transformerの利用イメージ(ユニリタ提供)
用途と機能 | さまざまな形式のデータを指定した形式にノンプログラミングで変換するETLツール |
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特徴 | データの入力から加工、出力までをドラッグ&ドロップによる操作で構築可能。約100種類の関数を適用してデータを加工できる |
対応するデータソース |
【データベース】 Oracle、Microsoft SQL Server、IBM DB2、MySQL、PostgreSQL、Amazon RDS、MaxDB、ODBC対応データベース 【データウェアハウス】 WingArc Dr.Sum EA、Hyperion Essbase、Sybase IQ、IBM Red Brick Warehouse、Amazon Redshift 【ERP】 SAP R/3 4.6~SAP ERP 6.0 【アプリケーション】 Microsoft Access、Microsoft Excel、Salesforce.com |
対応するデータタイプ | パック、アンパック(ゾーン)、BCD、数値型(内部浮動小数点)、数値文字列型(内部BCD)、整数型、文字型、日付型、日付時刻型、時刻型、浮動小数点型、バイナリ型、LOB型、FILE型、XML型 |
導入企業 | 上新電機、ミズノ、熊谷組、ダイフク、日本特殊陶業、デンソー、味の素ゼネラルフーヅ、など |