IDCは、世界パブリッククラウドサービス市場に関する調査結果を発表した。それによると、2020年の支出額は1950億ドルを超える規模にまで増える見通しだという。これは、2016年の予想支出額965億ドルに対し2倍を上回る金額で、2015年から2020年の年平均成長率(CAGR)は20.4%となる。
IDCソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)/ビジネスモデル担当シニア調査アナリストのBenjamin McGrath氏は、「今後5年間、クラウドソフトウェアは、従来型のソフトウェア製品を大きく上回るペースで伸びる。そのペースは、ソフトウェア市場全体に比べ3倍近く速く、同市場の成長をけん引する主力になるだろう」と述べる。
そして、「2020年には、企業向けソフトウェア新規購入全体のおよそ半分が、サービスイネーブルド(サービス化可能)ソフトウェアで占められる。クラウドソフトウェアが、ソフトウェア販売全体の4分の1を超える」と予測した。
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