セキュリティ

忍び寄る「ランサムウェア2.0」--企業の重大な脅威に

シスコのレポートによると、ランサムウェアはその稼ぎの良さで急拡大したマルウェアであり、新バージョンの「ランサムウェア2.0」があらゆる業界に悪影響を及ぼすという。

 Cisco Systemsがこのほど公表したレポートによると、多くの組織がサイバーセキュリティの改善に取り組んでいる一方で、時代後れのインフラと脆弱性によって企業を危険にさらしているシステムがあまりに多いという。そして、ここに、最も悪質な脅威の1つであるランサムウェアも存在する。

 ランサムウェアは、最も大きな懸念事項であり、その理由としては、稼ぎの得やすさからサイバー犯罪者に大きく注目されるようになっていることがある。ひとたび企業のファイルがサイバー犯罪者の攻撃を受けて暗号化されてしまうと、被害者に残された選択肢はほとんどなく、相手の言い値である身代金を復号用コードのために支払うだけだ。ランサムウェアはますます不気味な存在となっており、新たなバージョンが次々と生み出され続けている。

 Ciscoのセキュリティ事業グループで主任エンジニアを務めるJason Brvenik氏は、レポート「Cisco 2016 Midyear Cybersecurity Report」について述べ、「状況は単純だ。攻撃者は好き勝手に活動できて、使う手口を常に変えている。防御する側には、検討すべき作業が膨大にある」と語った。

 Brvenik氏によると、このレポートはCiscoの顧客から集めたデータをベースにまとめられたという。同社のシステムは、毎日160億件以上のウェブリクエストを処理し、毎日200億件弱の脅威を阻止している。1日に取得するマルウェアのサンプルは150万種を超え、これは毎秒17個の新種を見つけている計算になるという。

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