PolarisGateのポイント
- 社内外に分散するシステムやサービスが保有するデータを連携、同期、統合する機能を備える
- SAPやSalesforceをはじめ、66種類500機能以上のアダプタを用意
- ビジュアル開発環境上のマウス操作だけでデータを連携可能
PolarisGateの製品解説
双日システムズの「PolarisGate」は、SaaS型のシステム連携(EAI)ツールだ。社内外に分散するシステムやサービスが保有するデータを連携、同期、統合する機能を備える。基幹システムやクラウドサービス間のデータ連携をノンプログラミングで可能するEAIツール「Magic xpi」をAmazon Web Services(AWS)で稼働し、サブスクリプション形式で提供する。
SAPやSalesforceをはじめとする主要な業務システムやサービス、各種のデータベース管理システム、HTTPやRESTなどのプロトコルやAPIなどの接続先に対して、合計で66種類500機能以上のアダプタを用意する。
「データマッパー」と呼ぶビジュアル開発環境の上で、マウスでアダプタを選んで貼り付け、メソッドとプロパティを設定する。その後、アダプタ同士を線で結びつけることでデータを連携させることが可能だ。
ベースとなっているmagic xpiは、インメモリ技術で処理を高速化していることが特徴。このため、マルチテナント方式で懸念される、他のユーザーの高負荷処理によるレスポンス低下にも柔軟に対応することが可能だとしている。
基本サービスとして、データを連携、同期、統合する“フロー”を実行、管理する環境を提供する。オプションとして、ユーザー企業が自らフローを作成する環境を提供する「フロー作成環境提供」と双日システムズがフローを代行して作成する「フロー作成代行」がある。
フロー作成環境提供では、システムを連携させるためのアダプタの選択、データをどのように連携させるかの定義、実行するタイミングの設定をユーザー企業が自ら担う。フロー作成代行では、双日システムズがこれらの作業を代行する。
課金体系は、同時に実行する処理数に応じて課金する“スレッド数課金”方式。一般的なデータ連携ツールは、処理命令を起動するためのイベントである“トリガー”の数に課金しており、連携先が増えるたびにコストがかかる。

PolarisGateが用意する主なアダプタ
用途と機能 | SaaS型のEAIツール | |
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特徴 | 社内外に分散するシステムやサービスが保有するデータを連携、同期、統合する機能を備える。合計で66種類500機能以上のアダプタを用意。アダプタがある接続先であれば、ビジュアル開発環境上のマウス操作だけでデータを連携することが可能 | |
税別価格 | 初期費用:30万円、月額利用料金:3万円から |