LINE WORKSのポイント
- 写真や動画も送ることが可能で連作先や位置情報も共有
- 掲示板で通知設定で新規の投稿やコメントをプッシュ通知
- チームのメンバーや部署単位でファイルを共有
LINE WORKSの製品解説
ワークスモバイルジャパンの「LINE WORKS」(旧Works Mobile)は、個人向けの「LINE」のユーザーインターフェース(UI)をベースにメールやカレンダー、アドレス帳、ファイル共有などの機能をまとめたビジネスチャットツール。
アドレス帳から相手を選んで自由にテキストで会話できる。送信したメッセージが誰が読んでいないかを確認可能。専用アプリをインストールしなくても、ブラウザでもテキストチャットに対応する。
写真や動画も送ることが可能で連作先や位置情報も共有できる。社内はもちろん、社外の顧客や取引先ともコミュニケーションできる。LINEのスタンプも活用できる。
組織やプロジェクト、チームなどさまざまな単位でグループを作れる。予定やファイル共有などを使うこともできる。モバイルとPCの両方から音声や映像で会話可能。PC版では画面を共有できる。画面を共有しながら音声で通話も可能。
全社や複数部門での情報共有には「ホーム」機能を活用。テキストを投稿するだけでなく、コメント返信やスタンプも使える。「必読」設定にすることで投稿が上位に表示され、連絡不達を防止できる。
掲示板では、通知設定で新規の投稿やコメントをプッシュ通知する。管理者は、掲示板ごとに閲覧と編集の権限を設定できる。全社向けのニュースや各部署での情報共有、業務報告など掲示板の用途にあわせて権限を設定。グループ会社であれば、グループ会社のメンバーと一緒に使える共用掲示板も作成できる。
カレンダーでは「空き時間の確認」機能で参加者の予定調整や共有設備の予約が外出先からでも可能。招待したいメンバーを選択して出席の必須か任意かを設定すると、参加可能な次官の候補が表示される。チームメンバーの予定も一覧表示されるので、メンバーの外出や出張、休暇などの状況を確認して会議を予約できる。
アドレス帳では、メンバー情報や組織情報を確認可能。自分が所属する組織やグループ、共有アドレス帳などに登録された連作先を一目で把握できる。個人のプロフィール画面で氏名や顔写真、役職、所属部署といった詳細を確認。アイコンで空席や休暇中といったステータスも表示され、相手の都合にあわせて適切なコミュニケーション手段を選択できる。
チームのメンバーや部署単位でファイルを共有できる。「Drive」に保存されたファイルやフォルダはリンクで共有でき、ワンタイムパスワード認証や有効期限などのアクセス権限を設定できる。ファイル名に加えてファイルの中身でもキーワードで検索可能。保存される文書や画像などのファイルはバージョンが自動で管理される。履歴を確認して必要に応じて以前のバージョンに復元できる。
管理機能では、組織階層の設定や役職・兼務の設定も可能。組織変更や人事異動では、サービス設定や利用制限に自動的に反映される。正社員や契約社員、アルバイトなどの職種で利用権限を設定して、利用できる機能や閲覧できる組織情報の範囲を設定できる。
セキュリティとしては、外部流出を防止するためにモバイル版アプリのパスワードロックを必須にしたり、モバイル端末へのファイルダウンロードやアプリ内テキストのコピーも制限したりできる。ランサムウェアやマルウェアの侵入を防止するために特定のファイル形式の使用も禁止できる。
モバイル端末の紛失時には、遠隔でアプリ内のデータ削除、端末の初期化が可能。サードパーティーのモバイル端末管理(MDM)システムと連携することでLINE WORKSにアクセスできるモバイル端末を制限できる。
料金プランはライト、ベーシック、プレミアムの3種類。ライトはメールとDriveが使えない。ベーシックはメールとDriveの容量が1ユーザーあたり30Gバイト。プレミアムはメールの容量が無制限、Driveの容量が1ユーザーあたり1Tバイト。
用途と機能 | LINEをベースにしたビジネスチャット |
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特徴 | メールやカレンダー、アドレス帳、ファイル共有などの機能を統合。カレンダーでは「空き時間の確認」機能で参加者の予定調整や共有設備の予約が外出先からでも可能。全社向けのニュースや各部署での情報共有、業務報告など掲示板の用途にあわせて権限を設定 |
税別価格 | (年額プランと月額プランの月額料金) ライト:300円(年額プラン)、360円(月額プラン) ベーシック:500円(年額プラン)、600円(月額プラン) プレミアム:1000円(年額プラン)、1200円(月額プラン) |