IDCは、世界PC市場に関する調査結果の速報値を発表した。それによると、2016年第2四半期のメーカー出荷台数は6236万3000台で、前年同期の6529万6000台に比べ4.5%減。ただし、事前予測の前年同期比7.4%減より約3ポイント好況だった。
当期は、強いドルと比較的安定した市場に支えられた米国市場が出荷台数の増加に転じ、ほかの地域の減少を埋め合わせした形。
2016年下半期に向け販売チャネルの在庫状況は改善し、「Windows 10」への無料アップグレードサービスが終了することもあり、今後は既存PCを更新するよりも、PCを新規購入する方向へ変化すると見込まれる。
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