IDCは、世界タブレット市場を対象に、受託製造(ODM)メーカー別に集計した調査結果を発表した。それによると、ODMメーカーの2016年第1四半期におけるタブレット出荷台数は以前に比べ大幅に減少しており、前年同期に比べ40%減だという。ただし、タイプ別に見ると、スレート型とデタッチャブル型で明暗が分かれた。
スレート型タブレットの出荷台数は、前期に比べ41%、前年同期に比べ20%減少した。IDCは、その理由として、大画面スマートフォン(ファブレット)に対する需要を挙げる。一方、デタッチャブル型タブレットの出荷台数は、需要ピークの前期に比べると季節的要因で35%減だが、前年同期比は154%と大幅に増加していた。
2016年第2四半期の状況について、IDCシニア調査マネージャーのAnnabelle Hsu氏は「スレート型の出荷は、ゆっくりとしたペースで引き続き減少する。これに対しデタッチャブル型は、需要が高まるとともに新モデルの市場投入があり、30%以上の増加が見込める」と予想した。
残り本文:約607文字 ログインして続きを読んでください。