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日本企業による海外展開の実情--ITベンダー座談会

日本企業による海外市場への展開や買収などの話題が、ここ数年の日本経済の1つのテーマになっている。アジア市場の伸びから、欧州などへの回帰も見られるという。日本企業の海外進出をサポートする立場にあるIT企業4社に座談会を通じて実情を聞いた。

「都合良く」到来したクラウド時代

ZDNet 主に東南アジアの企業について聞いた際に、情報セキュリティというよりは、物理的にLANケーブルやサーバ機を持ち帰ってしまうといった被害があると聞いたことがあります。

岩野(NTT Com) そうした課題への対処にも限界が見えてきたころに、ある意味で都合良く、クラウドが現れました。インターネット越しのインフラをシェアして使えばいいという話になってきたのです。

 今までタイ、シンガポール、インドネシアで別々にやっていたものを、シンガポールに集約してみんなで使いたいという顧客がいます。セキュリティも担保されているので、現地法人は余計な心配をしなくていい、すなわち本社がすべて面倒を見る、というような動きが一般化しつつあります。

NTTコミュニケーションズ ICTコンサルティング本部 本部長の岩野英一氏
NTTコミュニケーションズ ICTコンサルティング本部 本部長の岩野英一氏

門脇 課題は、現地での適用、本社からの支援、そのインフラに関してという3つに分かれます。商品は輸出規制がありますが、インフラやテクノロジは国境を越えられます。技術も共通化しています。

 ツールは既にいろいろあるので、それをどう使いこなすのか。最近感じているのが、現地と日本の距離が離れてしまっていること。現地法人が、本社である日本の拠点に何を頼んだらいいか分からない。日本の人も現地をどうサポートすればいいか分からないという状況です。たとえ駐在した経験のある人でも、だんだん離れていくんですね。「人をどうするのか」ということが1つポイントです。

岩野(NTT Com) 不思議ですね、半年もするとすっかりと気持ちが離れていくようです。いくらテレビ会議をやっても全然伝わらなくて。電話会議でも「本当に(われわれの話を)聞いているのか」と思うくらい返事がなかったりします。

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