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BCP/DRにランサムウェア…--データバックアップはどこまでやるべきか

東日本大震災を機に見直されたBCP/DR対策や、昨今猛威を振るうランサムウェア対策の要となるデータバックアップ。重要なのは分かっていながらも、IT部門にとっては頭の痛くなるキーワードだ。果たしてどこまで準備しておくべくなのだろうか。

震災、崩壊した「想定」

 東北地方を襲った震災から5年。この5年間、二度とあのような悲劇を繰り返さないように、人命を再優先とした防災対策の見直しが多様に実施されました。節目の年である2016年は、2月から3月にかけて多くの防災イベントが行われました。多くの人にとって改めて自然災害に向きあう機会となったのではないでしょうか。

 東日本大震災を機に、私たちは日常生活におけるさまざまな「想定」を見直す必要性に迫られました。そして事実、多くの「想定」が再構築されたのでした。

 それはITの世界も同様で、ITに関するあらゆる「想定」も見直しを迫られました。それまでの常識がガラガラと音を立てて崩壊してしまい、ITに携わる全ての人が、ITという企業活動にとってなくてはならないテクノロジを利用する上での仕組みや要件を考え直さざるを得ない状況に陥ってしまったのです。

電力の供給不安定は「想定外」

 中でも、最もインパクトが大きかったのは、電力の問題ではないでしょうか。電力問題は、私たちの日常生活にも影響を与えたばかりか、ITに携わる人間にとっては、「計画停電」というそれまで経験したことのない「想定外」の状況に追い込まれてしまったのです。「計画停電」はオフィス内にサーバを設置していた企業のIT担当者の頭を大いに悩ませたに違いありません。

企業が事業継続計画(BCP)の見直しに走った

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