運用管理

ソフトウェア定義データセンター(SDDC)入門--基礎から導入方法まで

このガイドは、ソフトウェア定義データセンター(SDDC)の一般的なユースケース、技術的なメリットと制約、導入時に知っておくべきことを解説する。

 クラウドコンピューティングの登場により、ハードウェア管理はその本質的な利用目的に関する部分から抽象化され、その結果、IT運用作業の負荷が大きく軽減された。この流れはデータセンターも巻き込み、(演算、ネットワーク、ストレージを抽象化する)ソフトウェア定義システムがITリソース展開時に欠かせない機能となった。

 この概念を発展させたソフトウェア定義データセンター(SDDC)は、さまざまなソフトウェア定義システムを別階層のシステム協調動作用のソフトウェアと組み合わせ、データセンターの管理および運用をさらに自動化させようとするものだ。

 このガイドは、SDDC入門書としてポイントをまとめると同時に、SDDCの活用方法を解説する。

まとめ

  • SDDCとは?:(演算、ネットワーク、ストレージを抽象化する)ソフトウェア定義システムと、システムの協調動作と管理を担うソフトウェアで構成されたデータセンター。
  • なぜSDDCが重要?:ソフトウェア定義システムは、手作業によるプロビジョニングとコンフィグレーションが求められるシステムに比べ、管理が容易。
  • SDDCの影響を受けるのは?:従来型データセンターの利用が当たり前なほど大量の処理を要する組織は、「全面的な」SDDCの恩恵が受けられる。そこまでの規模でない組織も、何らかのソフトウェア定義システム導入でメリットが得られる。
  • SDDCのトレンドはいつ?:SDDCという概念は、さまざまな形態で2002年から存在していた。ただし、企業などが実際に導入し始めたのは最近になってからだ。
  • SDDCはどうやって導入できる?:導入組織用にカスタマイズしたソリューションを構築することは可能だが、さまざまなサーバハードウェアベンダーが導入しやすいシステムを用意している。

SDDCとは?

 SDDCは、少なくともソフトウェア定義コンピューティングプラットフォーム(仮想マシンやアプリケーションコンテナ)、ソフトウェア定義ストレージ(SDS)、ソフトウェア定義ネットワークという3つの要素で構成される。これら3要素は、仮想マシン、ストレージ、ネットワークのコンフィグレーションとライフサイクルを管理するシステム管理ソフトウェアに制御される。

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