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継続的な改善を繰り返すには--モバイルアプリの運用保守とmBaaSの活用事例

モバイルアプリの運用保守のポイントと、モバイルアプリの開発実行環境となるmBaaS「Oracle Mobile Cloud Service」の活用事例を取り上げる。

モバイルアプリで顧客接点を拡大するアプリ

 オーストラリア南部地域を中心にドラッグストアチェーンを展開しているNational Pharmaciesは、顧客接点を拡大する施策の一環としてモバイルアプリを開発しました。30万人超の顧客と55店舗で従業員が利用しています。

 オンラインから医薬品を注文できるだけでなく、在庫がなかった場合には最新の配送状況を確認したり、処方薬がなくなりそうなタイミングで通知を受け取ったりできます。顧客と従業員とがモバイルアプリを通じて双方向で情報をやり取りできる仕組みとなっています。

 画面開発やプッシュ通知、またバックエンドとの連携には、Oracle Mobile Cloud Serviceを活用し、オンプレミスの顧客関係管理(CRM)システム「Microsoft Dynamics CRM」とデータ連携しています。アプリの利用状況を分析、可視化することで、アプリのリリース後も継続的に改良を続けています。

 これらの事例から言えるのは、開発ツールやセキュリティ対策を単独で導入しても決してうまくいかないということです。外部システムとの接続やデバイス機能への対応、アプリ改善に必要な分析機能まで、全体をもれなくカバーした統合プラットフォームを活用することで、実用的なモバイルアプリの迅速な展開が可能になるのです。

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 以上、2回にわたってモバイルへの対応とそのためのクラウド活用について解説してきました。

 繰り返しになりますが、既存業務の効率化やカスタマーエンゲージメントの促進など、日本においてもさまざまな用途でモバイル活用が広がっています。それに対応するには、アジャイル開発、既存資産の活用、継続的なリリースなどを考慮した基盤と仕組み作りが求められます。

生駒 浩大
日本オラクル株式会社
クラウド・テクノロジー事業統括 - Fusion Middleware事業統括本部 ビジネス推進本部 モバイル/インテグレーション製品マネージャー
モバイル、API管理、クラウド統合、SOA関連のプロダクトマネジメントとビジネス推進を担当。クラウドベースの最新アーキテクチャについて、既存システムとあわせてどのように上手く活用していただけるを考え巡らす日々。

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