FUSION Connect 2.0のポイント
- コールセンター業務に必要な機能を備えたクラウド型電話受付システム
- 専用のハードウェアやソフトウェアの導入、設定が不要
- 自動音声応答や転送、保留、チャット、電話会議などの機能を提供
FUSION Connect 2.0の製品解説
楽天コミュニケーションズの「FUSION Connect 2.0」は、コールセンター業務に必要な機能を提供するクラウド型の電話統合(Computer Telephony Integration:CTI)システムだ。専用のハードウェアやソフトウェアの導入、設定が不要なため、コールセンターを開設するまでの期間を短縮できる。オペレーター1~100人のインバウンドでの利用を想定している。
自動音声応答や転送、保留、チャット、電話会議などの機能をクラウドサービスで提供する。同社のIP電話網「FUSION IP-Phone」を使用する。通話機能を備えたクライアントPCに専用ソフト「HUD」を導入することで、コールセンター用の端末として利用できる。一般電話からの電話をFUSION Connect 2.0で着信管理し、IP電話網を介して顧客企業の端末へ接続する仕組みだ。
HUDは、保留や転送、チャット、割り込み、在席管理など、オペレーターの支援機能を備える。HUDを利用すれば、専用のハードやソフトで構築したコールセンターと同等の機能を実現できるとしている。
基本的なビジネスフォン機能を備えた「BASIC」ライセンスと、コールセンター業務に必要な機能を備えた「Call Center」ライセンスの2つがある。加えて、FUSION IP-Phoneの回線費用が別途必要になる。
通話の録音、検索、再生が可能な「全通話録音」、複数テナントの一括管理と内線通話を可能にする「リンクサーバ」、ユーザー拠点とFUSION Connect 2.0の間を仮想私設網(VPN)で接続する「専用サーバ限定」といった機能をオプション提供する。

HUDの利用イメージ(楽天コミュニケーションズ提供)
用途と機能 | コールセンター業務に必要な機能を提供するクラウド型のCTIシステム | |
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特徴 | 専用のハードウェアやソフトウェアの導入、設定が不要なため、コールセンターを開設するまでの期間を短縮できる。 インターネット回線と通話機能の付いたパソコンがあれば、最短2週間でコールセンターを開設できる。自動音声応答や転送、保留、チャット、電話会議などの機能をクラウドサービスで提供する | |
税別価格 | BASICライセンス(最小5席):1席あたり月額2000円、Call Centerライセンス(最小2席):1席あたり9500円 | |
導入企業 | 楽天マート、弁護士法人ITJ法律事務所、など |