紙からパッケージ、クラウドへ
会計ソフト業界はこれまで、大きく分けて3つの段階を経てきた。まずは手書きの段階。現金や預金口座、在庫、売掛金、固定資産など、担当者が記載した伝票をもとに、個別に手書きで管理していた段階である。
次にIT化の段階。手書きで管理していたものをパッケージソフトに移行し、計算などが自動化されるようになった。だが入力に関しては、取引ごとに経理担当者が作業していた。
そして最新の流れは、クラウド化の段階にきている。銀行口座やクレジットカード、POSレジなどの別サービスと連携することで、より一層の自動化を進めることができる。また、セキュリティやバックアップの利点から、クラウド会計ソフトを利用する企業も増えている。
会計ソフト市場の勢力図
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