外科医。麻酔医。看護師。患者。ロボット。最近の手術室には、人間以外も入る。
これまでの手術は、患者の体を大きく切開することが多かった。それに対し、鍵穴手術とも呼ばれる腹腔鏡を使う手術では、切開部がとても小さくなった。さらに今では、少しだけ切った部分から精緻(せいち)な手術をするロボットシステムの活用例が、世界中の病院で増えている。切開分が小さいため、傷跡も小さく、回復期間が短くて済む。

Intuitive Surgicalの「Full System gb」と組み合わせた「Integrated Table Motion」
画像:Intuitive Surgical
残り本文:約3110文字 ログインして続きを読んでください。