マジックソフトウェア・ジャパンの「Magic xpi Integration Platform(Magic xpi)」は、社内外に分散しているさまざまななシステムやサービスが保有するデータを連携、統合するEAI(Enterprise Application Integration)ツールである。主要な統合基幹業務システム(ERP)や顧客関係管理システム(CRM)などのパッケージ、クラウドサービスなどをノンコーディングで連携。データとビジネスプロセスのフローを自動化する。
Magic xpiは、ビジュアル開発環境でシステム連携フローを組み立てる「Magic xpiスタジオ」、Magic xpiスタジオで作成した連携フローを実行する「Magic xpiサーバ」、Magic xpiサーバの動作を監視する「Magic xpiモニタ」で構成する。
Magic xpiスタジオは、連携対象システムに接続する専用ソフトウェアである「アダプタ/コネクタ」を66種500以上装備。これらのアダプタ/コネクタを画面上でドラッグ&ドロップし、プロパティにパラメータを設定することでシステム連携フローを設定する。システム連携フローの起動条件には、トリガーやスケジューラを用いる。
Magic xpiサーバでは、大量のデータを複数のサーバのメモリ上に分散管理し、並列に処理する「インメモリデータグリッド」技術を採用。単一障害ポイントを排除することで信頼性を向上させるとともに、クラスタリングによる拡張と並列処理でスケールアウトできるようになっている。
Magic xpiモニタは、Magic xpiサーバが実行するすべてのデータやプロセス連携フローを常時監視する。連携メッセージの証跡や連携フローの実行内容をステップごとにミリ秒単位で計測し、エラーの発生個所をわかりやすく表示する。
主要なパッケージやクラウドサービス用のアダプタ/コネクタを別途有償で提供。それぞれの固有の接続方法やデータフォーマットの違いを意識することなく、連携させる。SalesForce.com、Microsoft DynamicsCRM、Microsoft Sharepoint、SAP ERP、Dynamics AX、SugarCRM、JD Edwards Enterprise oneなどと連携できる。

Magic xpiと連携するパッケージやサービス(マジックソフトウェア提供)
用途と機能 | 分散しているさまざまなパッケージやサービスが保有するデータを連携、統合するEAIツール |
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特徴 | ノンコーディングで連携させて、データとビジネスプロセスのフローを自動化する。実行環境では、大量のデータを複数のサーバのメモリ上に分散管理し、並列に処理するインメモリデータグリッドを採用している |
開発環境(クライアント) | Windows 7/8/8.1 |
実行環境(サーバ) | Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2 |
税別価格 | 要問い合わせ |
販売開始 | 2012年10月9日 |
導入企業 | フジタ製薬、サステック、ミルボンなど |