オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「OpenStack」によって、企業が自前のデータセンターでプライベートクラウド環境を構築できる土台が整ってきた。IT部門が管理できないところでパブリッククラウドを利用する「シャドーIT」の台頭もある。自社で用意するITサービスよりもはるかに使いやすく、そして低価格であるため水面下での利用が広がっており、IT部門としても無視できない状況となっている。
さらに、ビッグデータ分析によって、これまで使われなかったログデータなどからビジネスに役立つ知見を引き出せそうな見通しが立ってきた。ここで、システム基盤を管理しているIT部門のエンジニアにとって、クラウドや仮想化、ビッグデータをどうやって自社に取り込んでいくのか、という大きな課題が浮かび上がる。
そこで今回は、2016年のトレンドを踏まえた上で、こうした課題の解決に必要な技術の1つであるデータストレージについて、どのように選べばいいのかを解説していく。
オープンソース、クラウド、ビッグデータ、オールフラッシュがキーワード
残り本文:約1471文字 ログインして続きを読んでください。